筆者の話です。
母と出かけるたびに、予定外の立ち寄り先がどんどん追加されます。
もちろん母の希望を叶えたい気持ちはありますが、計画性のなさにモヤモヤすることも──
画像: 「ついでに買おう!」→「疲れた。待ってるから買ってきて」母に振り回される私が始めた『工夫』とは

出発前と違う行き先に困惑

母とは別世帯で暮らしていますが、仕事の休みを使って一緒に買い物に出かけることがあります。
そのたびに、少し困ることが起きるのです。

免許を持たない母は、普段は近所のスーパーで用事を済ませています。
けれど私と一緒に行く日は「せっかくだから」と、あれこれ思いつくようです。
出発前に聞いていた予定はあるのですが、当日になると気分が変わるのか、行き先がどんどん追加されていきます。

追加される目的地と母のペース

もちろん、どこでも連れて行ってあげたい気持ちはありますが、距離感を考えない母の提案は、最初に立てた計画を大きく超えてしまいます。
しかも行き先が遠方だったり、立ち寄る順番が入れ替わったりして、思った以上に時間がかかってしまうのです。
母の「ついでにここも寄りたい」という提案が続くと、出発前に考えたルートはすっかり変わってしまいます。

私はあらかじめ時間の都合やルートを考えて段取りを組んでいるので、その場で次々と予定が変わると困ってしまうのです。
さらに母は体力に波があり、少し疲れると「やっぱり車で待ってるね。代わりに買ってきて」と言い始めます。

買い物の負担と葛藤

行きたいと言ったのは母なのに、最後は私一人で買い物へ。
しかも母でなければ分からない品物や好みも多く、買って戻ると「違うわね」と言われることもあります。

お店の中をあちこち歩き回り、袋を持って車まで戻る頃には、私もぐったり。
何軒もまわって疲れるのは私も同じなのに……と、正直がっくりしてしまいます。
けれど、母も楽しみにしている二人でのお出かけ。
関係を悪くしたくない気持ちが勝って、結局何も言えずにいます。

先に軽く釘を刺す工夫

そんな経験を重ねるうちに、私は少し工夫を始めました。
出発前に「今日はこの3か所だけにしようね」 「疲れるのはみんな同じだからね」 と軽く釘を刺しておくことにしたのです。
母も納得してくれることが増え、私の気持ちも少しだけ楽になりました。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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