「遠くの親戚より近くの他人」とはよく言ったもので、ご近所同士で助け合えたら最高ですよね。とはいえ「親しき中にも礼儀あり」。今回はちょっと距離感の異なるママ友のモヤモヤエピソードをご紹介します。
画像: 雨の日の朝、ママ友からの「保育園まで乗せてって」をOKしたら → さらなる『図々しい要求』に絶句

会えば話せる近所のママ友

AさんとBさんは、近所に住む同じ保育園に子どもを預けているママ友同士。
Aさんのお子さんはまだ1歳と5歳で、Bさんのお子さんは、4歳と小学生です。家が近いため、近所や保育園の送迎時に会えば、おしゃべりをする仲でした。

Bさんの送迎の悩み

AさんもBさんも自家用車を所持しており、朝は子どもを車で送り、そのまま通勤しています。
ただ、Bさんは水曜日だけ仕事場が異なり、電車で行きます。そのため、水曜は子どもを連れて徒歩で保育園へ送り、その足で駅へ向かうそうです。

ただし雨の日は、傘をさして子連れで歩くのが大変。さらに、保育園から駅は徒歩20分ほどかかるため、かなり時間のロスが発生してしまうのがBさんの悩みでした。

モヤモヤするお願いごと

ある雨の日の早朝、AさんはBさんから1件のLINEを受け取りました。
それは、「保育園まで車に乗せてもらえないか」というお願いでした。

Aさんは、「朝にいきなり?」と戸惑ったようですが、「近所のよしみだし、まぁいいか」と思いOKし、Bさん親子を迎えに行ってから保育園へ向かいました。

しかし、そのあと、Bさんからさらなるお願いが……。
「悪いんだけど、私を駅まで送ってくれない?」
Aさんも急いで仕事場に向かわなければならない上、駅の方角はAさんにとっては少々遠回りになってしまいます。

「送ってあげたいのはやまやまだけど、私も時間ギリギリだから……。今日はごめん」

Aさんは正直な気持ちを伝えたところ、Bさんから驚きの発言が飛び出しました。

「えっケチすぎない?車で行けば駅までなんてすぐじゃん。近所のよしみで送ってよー!」

Bさんのこのあっけらかんとした態度が少し気になりましたが、困っている様子ではあったので、その日は仕方なく駅まで送りました。

一度は『負担の感じ方は人それぞれか......』と思いなおし、その後も同じように頼まれ応じたものの、やはりBさんの態度は変わらないため、Aさんはさすがに3回目は断りました。

「いいご近所さん」でいるために

Bさんはよく、「遠くの親戚より近くの他人」を座右の銘のように言っていました。
しかし、いいご近所さんでいるために、頼み事をする際は、相手の負担を想像しながら、無理なく頼り合える関係を目指したいものです。

【体験者:40代・会社員女性、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:長橋知子
38歳で未経験からWEB広告制作の在宅ワークに挑戦し、セールスライター・WEBライターとして活動をスタート。読者に寄り添うライティングを大切にしている。特に、人間関係や育児、地域活動、女性の生き方に関するテーマが得意。また、noteで赤裸々エッセイを発信し、Kindle書籍も出版。「どんな自分でも生きていける」社会の実現を目指して奮闘中。

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