幼稚園の先生に、めったにお話しをしなくなってしまったという筆者の知人女性の息子。
家ではあんなにおしゃべり好きなのに――。
息子が口を閉ざした<意外なワケ>とは?

我が子の成長に、思うこと

「先生というのはね、Aくんが幼稚園でどう過ごしているかママとパパにお話しをするのも”大切なお仕事の一つ”なの」
「だから、先生がママになんでもお話をしてくれるのは、先生が悪いのではなくてそういう理由なの。もし今度、内緒にしてほしいことがあったら『ママには内緒にしてね』とお話する前に聞いてみたらどうかな?」

「そっか......。うん、わかった!」

素直な息子は私の説明を理解してくれたようでした。

いつまでも「赤ちゃん」だと思っていた息子。
しかし親の知らぬ間に、彼の心は着実に成長していたようです。

幼いなりに、コミュニティごとの顔を使い分け、自分の持つ人間関係やプライバシーを尊重してほしいと感じるようになったのですから。

私自身、息子のことは、なんでも知りたいし、知るのが当然だという考えが改まったこの出来事。
とはいえ、まだまだ親の管理が必要な年齢ではあるので、しっかりと見守るつもりです。

しかし、きっとこれから「自分の知らない息子」が、成長とともに少しずつ増えていくことでしょう。

「元々は、私のお腹にいて一心同体だったのにね」
我が子の成長は嬉しいことでもあり、また寂しいことでもあるんだな――そう、しみじみと感じたのでした。

【体験者:40代女性・専業主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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