これは友人Kから聞いたお話です。
Kにはすでに成人した息子と娘がいます。
ある日、娘から突然「お母さんって、私より弟のほうが可愛かったんでしょ?」と問いかけられ、そのひと言が心に深く刺さり、Kはすっかり忘れていた“あの時期”を思い起こすことになったのです。

頼りになるお姉さんの長女

画像1: 頼りになるお姉さんの長女
画像2: 頼りになるお姉さんの長女
画像3: 頼りになるお姉さんの長女
画像4: 頼りになるお姉さんの長女

Kは、しっかり者の娘にいつの間にか頼りきっていた自分を思い出しました。
女同士ゆえに、つい細かい部分に目がいって叱ることが多くなってしまったことや、弟ばかりに気を配っていたこと……。
当時は、仕事に家事に育児にと心の余裕がなかったとはいえ、
もっと娘の小さなサインに耳を傾けてあげられていたら──。
今になって、娘の心にそんな寂しさが残っていたと知り、胸が痛むばかりです。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:fumo
ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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