家族思いは素晴らしいことですが、その家族に自分が含まれていなかったとしたら複雑な気持ちになってしまいますよね。筆者の知人Aさんは家族思いの男性と結婚。きっと私のことも大事にしてくれるだろうなと思っていたAさんですが、その期待は裏切られることになってしまいます。いつまで経っても実家の家族だけを「家族扱い」する夫。Aさんは夫を改心させることができるのでしょうか。

あなたの家族って誰?

娘が3歳になっても、相変わらず夫は実家優先の日々を過ごしています。ある日、娘と遊園地に出かける約束をしていた日、夫に義父から電話がかかってきました。

「姉ちゃんが帰ってきてるらしい」

夫はそう言って娘との約束を破り、実家に行こうとします。「家族だから仕方ないだろ」と言って出かけようとする夫を引き留めて、Aさんはこう言いました。

「あなたの家族って誰なの? 私たちは家族じゃないの?」

夫はAさんの言葉にハッとした表情を見せました。Aさんはさらに続けます。

「あなたの実家は仲良しかもしれないけど、このまま実家を優先し続けるなら私たちはあなたの実家のような仲良し家族にはなれないってわかってる?」

ようやく改心した夫

Aさんの訴えに、夫はようやく自分の家族が誰なのか気づいたようでした。慌てて実家に電話をかけ実家の用事を断ると、夫はAさんと娘と約束通り遊園地に出かけたのです。

その夜、夫はAさんに謝ってくれました。

「今までごめん。俺、自分の大事にすべき家族が誰なのかわかってなかった。今後は気をつけるよ」

夫が気づいて謝ってくれたことが嬉しかったAさん。長年裏切られ続けたため、夫のことを完全に信用するには時間がかかりそうですが、今後は仲のいい家族を目指していきたいそうです。

諦めずきちんと思いを伝えること、自分が大事にすべきものは何なのか時々立ち止まって考えることを大事にしていきましょう。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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