満員電車で突然、見知らぬ男性に膝の上にリュックを置かれたB子さん。
迷惑に感じつつも、怖くて何も言えずにいると、隣の女性がユーモア交じりに助けてくれて――。

思わぬ救世主

「ちょっと〜、若い子の膝の上にそんなもののせて、かわいそうじゃない! 置くなら私の膝に置きなさいよ〜(笑)」

突如、隣に座っていた女性が声を上げてくれました。
その口調は明るく冗談めいていましたが、しっかりとした抗議のニュアンスも込められていました。

男性はバツが悪そうにリュックを持ち上げ、次の駅で何も言わずにそそくさと降りていきました。
その瞬間、重みとともに心のモヤモヤも少し軽くなった気がしました。

まとめ

「ありがとうございます」
お礼を伝えると、その女性は笑顔で「怖かったでしょ。たぶん、若い子なら何も言わないと思ったのよね」と言ってくださいました。

その言葉を聞いて、改めて女性の善意に胸が熱くなりました。

公共の場では、ときどき常識では考えられないような行動をする人に出会います。
今回も、本当は私自身が毅然と注意できたらよかったのですが、恐怖心が勝ってしまいました。

あの女性のように、自然な言葉で助け舟を出してくれる人の存在は本当にありがたかったです。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.