ママ友付き合いで悩んでいた友人。気が合わないのに子ども同士が仲良しだから付き合わざるを得ない相手がいたり、どこか見栄や張り合いが透けて見える関係に疲れたり。そんなとき、母がくれたアドバイスとは? 友人が体験談を語ってくれました。
画像: 「あなたが小学生の頃、ほんと毎日嫌だった! でも──」母が教えてくれた『ママ友付き合いの出口』

小学生の子を持つ母、ママ友関係のモヤモヤ

私は小学生の長男と長女、そして幼い末っ子を育てる専業主婦です。

子どもが小学校に入ってから、私はママ友関係のモヤモヤを母によくこぼすようになりました。

母はいつも私の話を聞いてくれます。

「私も同じだった」母が明かした昔の本音

あるとき、母が言いました。

「あなたが小学生の頃、私も同じだったんだよ」と。

母は私の小学生時代、専業主婦として家にいて、下の子を妊娠して働くタイミングを逃しました。その頃、周りのママたちは小学生になるからとパートを始める人が増えていたそう。

学校が家から近かったわが家は、放課後の遊び場になることが多く、私の友だちが毎日のように押しかけていました。それで母は相当疲れていたと。

でも、「私の友だちだから」と何も言えず、見守っていたと言います。でも本音は、「本当毎日毎日嫌だった! 今だから言えるけど」と笑って言いました。

「でもね、高学年になった頃、みんなピタリと来なくなったの。習い事で忙しくなったり、中学生になったりすると自然に遊ばなくなるのよ」

ママ友は“通過点”。母の言葉で肩の力が抜けた

母は、「子どもなんてそんなもん。ママ友だってその場限り、そのとき限りよ。子どもの成長と一緒に、ママ友の関係も変わるものだから」と教えてくれました。

私はその話を聞いて、目の前が少し晴れた気がしたのです。

今私は、普段なら友だちにならないような、全然気の合わない人とも、子どもが仲良しだからという理由一点で「ママ友」として付き合っています。

それは多分、母の時代も今の私も変わらない、育児の“通過点”なのかもしれない、と。

「子どもが小学生の間、今だけ穏便に過ごせればそれでいい」

そう思えるようになった私は、最近ママ友関係でいちいち悩むことが減りました。

母の言葉は、私にとって救いの言葉になったのです。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.