今回は、知人のA子さんに聞いた、赤ちゃんを連れて電車に乗ったときに体験した、公共の場でのトラブルと、それを通じて感じた人の優しさについてのお話です。誰もが日常で直面しうる「公共マナー」を巡る、小さな気づきと感動の物語です。
画像: ベビーカーで電車に乗ったら「チッ」乗客に舌打ちされた私 → 声をかけてくれた『意外な人物』とは

舌打ちの先にあった冷たい目

その日は、子どもを連れて区役所に行くため、ベビーカーで電車に乗りました。
エレベーターを使い、乗車位置も確認して準備万端だったのですが、いざ電車に乗り込むと、乗客のひとりが露骨に舌打ちしました。
その男性は、ベビーカーが少しでも邪魔だと感じたのか、こちらを睨むように見てきて、私は一気に萎縮してしまいました。
赤ちゃんが静かに寝てくれていたことだけが救いでしたが、心はざらざらと痛みました。

降りるのが怖かったホーム

目的の駅が近づくにつれ、私はますます不安になっていきました。
「また迷惑そうに見られたらどうしよう」「エレベーターの位置、合ってたっけ」
周囲の目も気になって、降りるタイミングを見計らうのも一苦労でした。
扉が開いた瞬間、私はそっと動き出そうとしたのですが、また別の乗客がため息をつくのが聞こえてしまい、胸が締めつけられました。

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