学力テストで思わぬ好成績を収めた息子さん。しかし、過去の“保護者の大騒動”がきっかけで、成績順位は親に非公開になったそうです。テスト結果の伝え方に悩む学校と家庭の温度差について、友人が語ってくれました。
画像: 学年3位なのに「お母さんには内緒ね」なぜか学校側は口止め。裏に潜んでいた【教育現場の葛藤】

息子がこっそり明かしたテストの結果

「ママ、言わないでね……。オレ、今回の学力テスト、学年で3位だったんだって」

帰宅するなり、小学6年生の息子がぽつり。えっ? と思わず聞き返しました。

塾にも行かず、宿題も渋々やるような子が、まさかの学年3位?

内心、驚きました。ゲームばかりの毎日、こちらが小言を言えば「うるさいなぁ」と返される日々。それでも、彼なりに頑張っていたのかと思うと、胸が熱くなりました。

保護者のクレームで変わった、成績の伝え方

私「それ、先生が教えてくれたの?」
息子「うん、でも“お母さんには内緒ね”って。成績の事は学校からは伝えないってさ」

なんでも、昨年、ある保護者が自分の子の順位に激怒し、学校に怒鳴り込んできたんだとか。

「うちの子がこんな成績なんて耐えられない!」「学校の教え方が悪い!」と。

そこから成績の順位は保護者には非開示になったらしいのです。

成績公開の難しさ

成績の結果は見せ方によっては本人のやる気にもつながる。

でも、たった一部の“声の大きい”保護者のせいで、それができなくなってしまうとは。成績の扱い方って、本当に難しいなと感じました。

トラブルが起きずに済むのは安心ですが、その一方で少し複雑な気持ちも残ります。

【体験者:40代・会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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