「私が一番大変なの〜」が口ぐせのママAさん。毎年役員決めのたびにそのセリフを繰り返し、何かと“特別扱い”を求める姿に、モヤモヤしていた私たち。ところが先日のイベントで、ついにその空気が一変。沈黙するしかなかったAさんの、予想外の展開とは? 友人がスカっと体験を聞かせてくれました。

ハッキリと伝えた“しっかりママ”の神対応

そこにタイミングよく現れたのは、過去にPTA会長を務めた“しっかりママ”Bさん。

ピリついた場を和ませながら、こう言いました。

「Aさん、来てくれたんですね! 今年はどの係でしたっけ? 見かけないから心配してたんですよ〜」

一瞬でAさんの顔がフリーズ。「えっ、あの……相変わらず忙しくて」と蚊の鳴くような声。

Bさんはにっこりしながら、

「そうなんですね。でもみんな忙しい中で分担してやってるから、ちょっとずつでも関わってもらえると助かりますね〜。みんな一生懸命協力してくれているんですよ〜」

周囲はあえて黙っていたけど、心の中では拍手喝采だったと思います。

Aさんはその後、スーッと帰っていきました。

忙しいのは、あなただけじゃない

“私だけ特別”を貫くには、少々無理があるのがPTA。今の時代、PTAがなくなる、保護者の負担軽減というニュースも耳にしますが、この学校ではまだまだ先の話。

みんな何かを抱えている。忙しいのはお互い様。

事情があって参加できないのは仕方がありませんが、参加できないなら、せめて文句は言わないでほしいと思った出来事でした。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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