子どもには、保護者の手助けが必要なことが当然あります。
でも、意外と子ども自身で出来ることもあるんですよね。
今回は筆者が体験した、子どもを見守ることの大切さについてのお話です。
画像: <手助けし過ぎは禁物?>すべり台を怖がっていた2歳息子 → 母が『見守る育児』の大切さを知った瞬間

すべり台が怖い息子

私にはもうすぐ2歳になる息子がいますが、保育園などには通っておらず、自宅で見ています。

ある日、用事があった私は保育園の一時預かりを予約し、息子にはその日保育園で過ごしてもらうことにしました。

用事を済ませて迎えに行くと、保育園の先生が「今日、息子君すべり台に一人で登れたんですよ」と話してくれました。

それを聞いて私はびっくり。

というのも、息子はすべり台が怖いのか、いつも階段を上ってはみるものの途中で引き返してしまっていたからです。

その度に私は抱っこして下ろしてあげていたのですが、保育園では一人で登り切って滑り下りたとのことでした。

公園に行き、挑戦させてみる

その後息子と公園に行ったとき、ふと、その先生の言葉を思い出しました。

いつもは後ろから手を添えていたすべり台で、今日は近くに立ち、見守るだけにしてみます。

最初、息子は何段か一人で登って行き、途中で立ち止まると私のほうに手を伸ばし「抱っこ」と言いました。

私が抱っこをせず「大丈夫! できるよ!」と励ますと、いつもと違う私の反応に息子は少し考えていましたが、くるりと階段に向き直って一人で登り始めます。

そしてすべり台の階段を登り切り、頂上できちんと座り直して、滑り降りてきたのです。

私は、いつでも助けられるように息子に合わせて移動していましたが、下りてきたときの息子の嬉しそうな顔!

自分一人でできた、という喜びと誇りに満ちていました。

その後も、いつもは手伝ってあげていた遊具に一人で挑戦していく息子。

一人でできるたびに大喜びし、いつもよりずっと楽しそうでした。

手を出し過ぎていたことを反省

息子の嬉しそうな様子を見て、今まで挑戦させることもなく、手助けがないとできないと思い込んでいた自分を反省しました。

年齢に見合った遊具だったら、すぐに助けられる距離にいて手を出さず見守ってあげながら、子ども自身に達成感を味わせてあげることも大切だな、と感じた出来事でした。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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