ネットなどでよく話題に上がるマウント女子ですが、筆者のまわりにもいました。
先日の同業者の食事会で出会った、筆者の友人B子にマウントをとって憂さ晴らしをしていた(?)C子についてお話します。
画像: 服に無頓着な友人に「お金かからなくて羨ましい(笑)」マウント女子を黙らせた『スマートな一撃』

外見でしか人を判断できない人

私の友人・B子は都内の有名企業で働くバリキャリです。小学校から高校まで有名私立大学の付属校。大学は超難関国立大学に進学。それでいて、語学もでき、ITスキルもあります。

自分に自信がある人は外見を着飾る必要がないのか、ファッションには無頓着で、メイクもしません。

B子は食事の席で初対面のC子に経済的に余裕がない人だとバカにされていました。B子とC子は向かい合って座っていたのですが、B子はC子に嫌味を言っていました。「こういうお店に来たことありますか? ないですよね」「服とか興味ないんですか? あんまりお金かからなくて羨ましい」など……。また、外国の話題になったとき、「B子さんは海外とか行ったことないですよね」となぜか決めつけ。

B子はC子の発言に無言で微笑んだり、頷いたりしていましたが、実際のところ、B子はキラキラした日常を送っています。B子には彼氏がおり誕生日などには超高級レストランで食事をしていますし、学生時代は夏休みを利用してヨーロッパを巡っていました。最近は、仕事が忙しく、それどころではないようですが。

B子がC子の発言を否定しなかった理由は分かりませんが、相手にするだけ無駄だと思ったのか、自分の話をこの場でわざわざする必要もないと思ったのか、C子を気遣ったのか。

会計時にB子のクレジットカードを見たC子はびっくり!

さまざまな事情が重なり、飲食代をB子が代表してカード払いすることになりました。

私はB子とよく遊びに行くので知っていましたが、B子は会費が高く、審査基準が厳しいクレジットカードのホルダー。C子は自分の飲食代をB子に手渡すときも、その後も目線がB子のクレジットカードに注がれている気が……。

会計の後、C子のB子への態度はコロリと変わりました。C子は5歳ほど年上のB子にため口で偉そうに話していたのに、なぜか敬語に。食事中、B子の話には耳も傾けなかったのに、仕事や恋人、家族、在住エリアなど帰りの電車の中でしつこいくらい聞いていました。

どうやら、C子はキャリア模索中のようです。現在は大手企業で非正規雇用として働いているものの、正社員になりたいなどいろいろ悩んでいるようです。C子はおしゃれで、髪の毛もつやつやで、バリバリ稼いでいるのかお嬢様なのかと思っていたのですが、そういうわけでもなかったよう。人の外見はその人を知る上でほとんどあてにならないと改めて思いました。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:太田あやこ
大学でジェンダーや女性史を学んだことをきっかけに、専業ライターとして活動中。自身の経験を活かしながら、幅広い情報収集を行い、読者に寄り添うスタイルを貫いている。社会の変化の中で、独身女性が直面する課題や選択肢に光を当て、より自由で豊かな生き方を模索する記事を執筆。人生の選択肢を広げるヒントを提供し、日々の悩みに少しでも明るさをもたらせるよう、前向きになれる記事づくりに取り組んでいる。

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