筆者の息子が小学生の頃、同じ保育園だったママ友のY子は、とにかく節約に命を懸けていました。一緒に出かけることもあったのですが、Y子の節約には理解できないことも多く、ママ友仲間では少々引かれている存在だったのです。
画像: 「その節約術は絶対マネしません」ママ友と子連れランチに行くも →『衝撃発言』にドン引き!

ママ友・Y子

同じ保育園から小学校に上がったママ友・Y子は、とにかく「節約」が口癖。
どこのお店が安いとか、特売はいつだとか、光熱費を抑えるにはこうすると良いだとか……話す内容はほとんど節約の話ばかりでした。

ただ、Y子独自の節約術ではなく、ほとんどはネット情報の受け売りで、いつも知ったような顔をするので、少しうっとうしいと思っていたのです。

バイキング

あるとき、同じ保育園の卒園生仲間で集まることがあり、みんなでランチを食べようという話になりました。
当然その中にはY子も……。

子ども達もいたため、お店はバイキング形式のレストランに決定。
そこは大人・中高生・小学生と値段がわかれていて、小学校に上がる前の子どもは無料というシステムでした。
親4人・子ども4人の計8人で利用したのですが、そのときのY子の行動に私達は驚きを隠せませんでした。

節約術?

何とY子は、子ども達を小学生以下の無料で利用しようと言い出したのです!
でも、すでに子ども達は2年生。
ママ友のCさんが「無理だよ。そもそもそういうことはしちゃダメなんじゃない?」とたしなめたのですが、Y子は悪びれもせず「うちは未だに保育園生で通してるよ?」と一言。
「節約になるじゃん!」と得意気な顔をしていました。

これには一緒に行った他のママ友達もドン引き。
「私達も同罪だと思われるから、今日はちゃんと小学生の料金を払ってくれる?」とCさん。
するとY子は残念そうに「せっかくタダで食べられるのに。節約にならないじゃん。」と言ったのです。

マネはしません

その言葉を聞いた私達は、今後一切Y子は誘わないと心に決め、その日はきちんと小学生の料金を支払わせました。

「そんなことをしてまで節約はしたくないよね。」とCさんが呆れたように言っていて、私もCさんと同じ気持ちでした。
確かに、正しい節約術ではないし、他人に強要できるものでもありません。
Y子とはこのことをきっかけに、距離を置くことにしています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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