これは筆者の友人が家族で実家に帰省したときにあった噓みたいな本当の話です。子どもの置き去りは聞いたことがありますが、大の大人が置き去りにされるなんて……。驚きの珍事件をご紹介します。
画像: えっ、私だけ“サービスエリア”に置き去り?!「車がない!」家族旅行で起きた『珍事件』にパニック

会話の減った車での旅

これは、夫と中学生の一人息子の3人で私の実家に車で帰省したときの話です。

息子が中学生になってからは部活動なども忙しく、小さい頃のように家族3人で旅行に出かけることも減っていたので、帰省とはいえ久しぶりの家族でのお出かけに私はウキウキしていました。

途中のSAで夫がガソリンを給油するというので、その間に私はトイレに行くことにしました。

一応助手席に座っていた息子には声をかけて行きましたが、いつものことながらずっとスマホばかり見ていて返事もありません。

それについて寂しさも感じつつ、しかたないと思い私はトイレへと向かいました。
その後、車に戻ろうと車を探すと、なんとどこにも車がない様子。

まさかの置き去り!?

どうやら、後部座席に座っていた(いるはずだった)私の不在に気付かず、夫と息子はそのまま出発してしまったのです。

まさかのSAに、置き去り。
「こんなことってある?」

すぐそこのトイレに行くだけだったのでスマホもバッグも車の中でした。
私は「どうしたらいいの?」と思考停止でパニックに。

他に連絡手段もなく、どうすることもできずその場に立ち尽くしてしまいました。

今では笑い話

公衆電話から電話をかけようにもお財布もありません。

しかしそれから数十分後、途中で私が車に乗っていないことに気が付いた夫と息子が、次のICで降りて折り返し戻って来たときには心底安心して泣きそうになってしまいました。

夫と息子はSAでオロオロしている私を見つけて平謝りしていましたが、私としては正直、それどころではありませんでした。

家族間、夫婦間の会話が減っていたとはいえ、まさか、私が車に乗っていないとは夢にも思わなかったのでしょう。

そして、どんなときもスマホと財布は持ち歩かないとダメなことも実感した出来事でした。
この一件以来、短時間の外出でもスマホと財布は手放せなくなりました(笑)

車で高速道路を走るたびに話題になる、我が家の本当に有り得ない、今となれば笑い話です。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2023年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。

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