筆者の弟の話です。実家のある島では宅配が生活の要。
でも最近、荷物がなぜか親戚の家に届けられるようになり、家族も親戚も戸惑っています。
いったい何があったのでしょうか?
画像: 大変なのは分かるけど──島で働く高齢の配達員さん。実家ではなく『親戚宅に届ける理由』に「複雑」

配達が生活の要

弟はひとりで島の実家に暮らしています。
島ではスーパーも少なく、早く閉まってしまう為、大きな買い物はネット注文が基本。
車が通れない細い坂道の先にある実家にとって、宅配は生活を支える大切な手段です。

もちろん、配達員さんに負担がかかるのは承知しています。
特に高齢の方にとって、坂を荷物を抱えて上がるのは楽なことではないでしょう。
それでも弟は仕事で日中は家を空けることが多く、どうしても置き配を頼る生活になっていました。

始まりは、一本の連絡

ある日、弟のスマートフォンに見慣れない番号から着信がありました。
出てみると、近所に住む高齢の配達員さん。
「荷物、〇〇さんのところに置いといたからね」
と言われ、驚いた弟。

〇〇さんとは、実家近くの親戚宅。
道路沿いにあり、車が横付けしやすく、人の出入りも多い家です。

その日から、荷物は毎回そちらに届けられるようになってしまいました。
断りもなく親戚宅に荷物を持ち込まれ
「弟くんには電話しておくからね~」
と軽く言い残して去っていく。
そんなことが何度も続いたのです。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.