「その場を丸く収めたつもりが、子どもの心を傷つけていた――」
そんな後悔をしたこと、ありませんか?
筆者もそのひとりでした。
母として、目の前のトラブルを穏便に解決しようとベストを尽くしてきたつもりでした。
ところが、ある日夫からのひと言で自分の対応が“本当に守るべきもの”を見失っていたと気づかされることになったのです。

夫のひと言が胸に刺さった

夜、夫にその話をすると、ひと言。
「息子がルールを守って勝ったのに、ワガママな子に譲らせたらダメだよ」

さらに夫は続けました。
「B君だって“泣けば思い通りになる”って学習してしまう。お互いの子にとってよくないよ」と。

私はその時、ハッとしました。
私が守ろうとしたのは、子どもたちの感情ではなく“場の空気”だけだったのです。
あの時、守るべきだったのは、息子との約束や「勝ったら使える」というルールへの信頼だったはず。

その場しのぎではなく、子どもの心に寄り添うこと

子育てでは、つい「今をどう乗り切るか」だけを考えてしまいがち。
でも、子どもにとっては一つひとつの出来事が「信頼」や「納得感」を育てる大事な時間。

今回のことで、私は深く反省しました。
そして決めたんです。次は、たとえ場の空気がピリついても、子どもたちがルールや思いやりを学べるような対応をしようと。

親の一瞬の判断が、子どもの心に残る。
だからこそ、“その場しのぎ”ではなく“その子の未来”を見据えて行動していきたい。
そう、強く思った出来事でした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:北レン
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

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