孫は祖父母にとって特別な存在であり、ついつい甘やかしてしまうという話はよく聞きます。しかし、かわいいからと言って祖父母が「なんでもやってあげる」のは孫のためにはなりませんよね。今回は私の友人A子さんから聞いた、かわいい孫についつい過干渉になってしまう姑の話を紹介します。

登校中傘を持っていないときに万が一雨が降ってきたら、誰かに一緒に入れてもらったり、下校時は学校の傘を借りたりと、自分の頭で考えて「なんとかしよう」とするでしょうし、次は傘を持ってこようと思うでしょう。姑が孫のために動いてくれた気持ちには感謝しつつも、子どもの成長を思う親として、失敗から学ぶ貴重な機会を奪われてしまったことに、複雑な感情を抱かずにはいられませんでした。

夫から姑に……

その日の夜、夫から姑に「朝集合場所に行くのは構わないが、息子に干渉はしないでほしい」「忘れ物をしても取りに帰らないという学校のルールもある」「たとえ息子がなにか持ってきてほしいって言ったとしても、それは一度自分で『いらない』って決めたのに、その場の気分で気が変わっただけなんだから、あんまり安易に受け入れないでほしい」と強めに言ってもらいました。

これまでも孫に過干渉気味だった姑。孫を思う気持ちからの行動が、かえってA子さんの子育てに干渉している形となっていました。幾度となく夫からその都度、改善を促していましたが、状況は変わらず……。A子さんとしては、自身が直接姑に強く意見を言う必要があるかもしれないと感じつつも、敷地内同居という関係上、嫁姑の関係がこじれるのだけは避けたいと悩んでいるのでした。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。

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