筆者の体験談です。
転勤族の夫と結婚し、生まれて初めて実家を離れました。
見知らぬ土地での専業主婦生活は、新しい発見の連続。
ところが、ある出来事をきっかけに、結婚生活の「思い込み」 がガラリと変わったのです。
画像: 「家事は専業主婦の私の役割」だと思ってた。高熱で寝込む私に → 夫が見せた『まさかの神対応』とは

新生活に戸惑う日々

私は見知らぬ土地での暮らしをスタートさせ、専業主婦として新しい生活が始まりました。
思っていた以上に環境の変化は大きく、何もかもが初めてで戸惑う毎日でした。
周りに知り合いもいない環境で、何をするにも一人きり。
ちょっとした買い物でさえ緊張して、夜になると実家が恋しくなることもありました。
そんな中、つい何でも自分で動いてしまい、頼ることが苦手なまま日々が過ぎていきました。

家事は全部私の仕事?

しかも、家にいるのだからと「家事全般は自分の役割」と思い込み、掃除も洗濯も炊事も全部ひとりで引き受けていました。
夫が忙しそうに働く姿を見るたび「せめて家のことは私がちゃんとしなくちゃ」 と、勝手に肩に力が入っていたのです。

正直、見栄もあったのだと思います。
「きちんとやっている妻」 として見られたかったのでしょう。
でも、無理は続かないもの。
慣れない土地での孤独やストレスが積み重なり、ある日ついに高熱で寝込んでしまいました。

夫のまさかの神対応

寝室でうなされながらも「ご飯どうしよう」「洗濯物たまるな」 と頭の片隅で心配していた私。
しかし驚いたのは、夫の行動です。
迷うことなく炊事、洗濯、買い物をそつなくこなし、私の看病までしてくれたのです。

その手際の良さに、ただただビックリ。
実は夫、学生時代にひとり暮らしをしていた経験があり、家事も一通りこなせる人だったのでした。

肩の力を抜く大切さ

「できるなら普段から手伝ってくれればいいのに……」 と少し思いましたが、夫としては「どこまで手を出していいのかわからない」 と感じていたようです。
お互い気を使いすぎていたことに気づかされました。

それ以来、無理をせずお願いするようにし「ありがとう」 の言葉も忘れず伝えるように。
「頼るのは甘えじゃない」 そう思えるようになった今は、結婚生活はずっと楽になりました。
あのとき倒れていなければ、こんなふうに考えが変わることはなかったかもしれません。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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