子供が取り組むスポーツを応援する親御さんは多いもの。
しかし頑張るほどに子供の「スランプ」で親子関係が影響を受けることも。
筆者の友人F子も子供のスランプに悩んでいましたが、思いもよらぬ救世主が現れて!?
画像: 息子「俺の気持ちなんてわかんないくせに!」サッカーでスランプ。苦しむ家族の前に『まさかの救世主』が

小5の息子のサッカースランプ

小5の息子は幼稚園の頃からサッカーを始め、現在も週3日クラブチームでボールを追いかけています。
そんな息子ですが、最近はなかなか結果が出ずにスランプ気味。
スタメンを外され試合に出られないことも多く、落ち込むことも。

私も夫もサッカー経験者ではないため、息子にアドバイスもできず歯がゆい思いをしていました。

「どうせわかんないくせに!」

どれだけ練習しても結果が出ず、焦る息子に対して
「大丈夫、そのうちできるようになるよ」
「こういう時期もあるよ」

と励ましますが
「どうせわかんないくせに!」
と息子はイライラして怒りをぶつけてくるように。
落ち着くと
「さっきはごめん」
と謝ってくれるものの、息子のサッカースランプが始まってから、家庭内の空気は重くなっていきました。

マンションの隣の部屋の男性が

そんな時、マンションのエレベーターで偶然乗り合わせた隣の部屋に住む若い男性が、息子のユニフォーム姿を見て
「サッカーやってるの?」
と声をかけてくれました。

「調子はどう?」
と聞かれた息子は
「あまりうまくいってなくて」
と答えました。

すると男性は
「俺も経験したことがあるからわかるよ。そういう時は無理に結果を求めなくていいんだよ。楽しくプレーすることを忘れないで」
とアドバイス。

その言葉が息子に響いたようで、その後もエレベーターで会うと息子から男性にアドバイスを求めるように。
聞けば男性は、大学生までずっと本格的にサッカーに取り組んでいたそう。

男性のアドバイスで息子が変わっていった

その後も男性は
「練習でできたら、どんな小さなことでも自分を褒めてあげて」
「まずは練習で自分のペースを掴もう」
と具体的かつ、息子の気持ちが楽になる言葉をかけてくれました。

そのアドバイスで徐々に息子は自分のペースを取り戻していき
「今日の練習で、自分らしいプレーができた」
「今日は試合に少しだけ出してもらえて、活躍できて褒められた」
とスランプを脱し始めました。

再びエレベーターで会った時、男性に感謝の気持ちを伝えた息子。
「親御さんへの感謝の気持ちも忘れないでね」
と男性が言ってくれました。

息子も
「今までごめん、ありがとう」
と私たちに伝えてくれました。

エレベーターで乗り合わせた偶然の出会いでしたが、まさに男性は我が家にとって救世主のような存在になりました。

【体験者:40代・会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

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