子どもが急に体調を崩すと、本当に焦りますよね。病院が開いていない時間帯ならなおさらです。普段なら冷静に考えられることでも、つい動転してしまったり……。今回は筆者の友人がエピソードを聞かせてくれました。

スマホは誰かのいたずらでラブホテル前の路肩に置かれていたようで、親切な方が拾って交番に届けてくれたとのこと。

でも、高熱の息子を抱え、不安な夜を過ごした私に、そんな説明を信じる余裕はありませんでした。
疑惑と怒り、そして疲労が爆発し、夫と大喧嘩になってしまいました。

誤解と反省

翌朝、半信半疑のまま夫と警察署へ。
警察官から事情を聞いて、スマホが本当に拾われて届けられたことがわかり、夫の説明が事実だったとようやく納得できました。

夫も「携帯を落としたとはいえ、子どもの急病時に連絡が取れなかったのは本当に悪かった」と謝罪してくれ、ようやく仲直り。

冷静になって考えれば、GPSを共有している夫がそんな場所に行くはずがないのに、パニックになっていた私はそんなことも冷静に考えられずにいたのでした。

焦りや不安に飲み込まれそうなときこそ、1度立ち止まり、深呼吸する冷静さを持ちたい──そんなことを痛感した出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.