人の印象とは自分の受け取り方や価値観に左右されるもので、本質ではないのかもしれません。要領よい天才肌だと思っていた人が実はかなりの努力家だったり、のんびりしているように見えた人は几帳面でていねいな性格だったり。今回は筆者の知人が見た、職場の先輩の話を紹介します。

裏の顔

A子さんが退職すると報告があってから1カ月が経ち、ついにA子さんのデスクを片付けることに。
デスクの片付けは上司から命じられ、私が担当することになりました。

A子さんの使っていたデスクの引き出しを開けると、私物はすべてなくなっており「やっぱり自分の意志で退職したんだ。」と痛感させられました。
そして、荷物のなくなった引き出しからは『呪う』『クソ』『恨む』と書かれた紙きれが大量に出てきたのです!

私たちはA子さんのことを『みんなに好かれるいい人』だと思っていました。
しかし、それは表面上のことであって、きっと誰にも話せない何かを抱えていたのでしょう。

私の知っているA子さんとは別人のように思えて、怖いような悲しいような不思議な気持ちになりました。

【体験者:20代・女性正社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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