筆者の友人・S代は、介護士として働いています。S代は旦那さんより8歳年上。子どもがいなかったことも気に入らなかったのか、義母とは結婚当時から折り合いが悪かったそうです。そんなある日、S代の義実家では事件が起きました。

思わぬ救世主

義母が怒鳴り出したとき、「母さん、いい加減にしてくれよ。」と呆れかえった顔でリビングに現れたのは、体調が悪く休みを取っていた夫でした。
義母は驚いて「何よ、あなたいたの?」と挙動不審状態に……。

「母さんがS代(私)を気に入らないなら、俺はもう実家には行かないよ。S代と一緒にいたいって決めたのは俺なんだから。もう、帰ってくれる?」と義母を追い返してくれたのです。
息子に失態をさらしてしまった義母はすごすごと退散。
その後、私は夫と話し合い、義実家との付き合いを最低限にすることにしました。

役に立つ?

私は距離を置いたものの、義母に言われた「役に立つ」という言葉がずっとひっかかっています。
確かに、子どもを授かれなかったのは事実ですが……「嫁は役に立たなければいけないのか?」という疑問はいまだに消えていません。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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