筆者の話です。
母に「あなたはセンスがない」 と言われ続けて育った私。
やっと自分のスタイルを見つけたと思った矢先、まさかの “母の犯行” が発覚して——。

信じられない “真相”

夜、帰宅し、母にその話をすると

「ああ、この前それ着て、友だちと買い物に行ったの。かわいいって褒められたわ」
と、まさかの自白。

「ちゃんと洗濯もアイロンもして戻したのよ。だから気づかなかったでしょ?」
と悪びれず、むしろ誇らしげな様子です。

実は我が家の間取り上、ベランダに出るには私の部屋を通る必要があり、風を通そうとクローゼットを開けていたときに見つけたのだそう。
「ちょっと着てみたくなった」 と、さらりと言われてしまいました。

黙って借りるクセ、バレたら堂々と

私のセンスを「ダサい」と言っていた母が、今ではクローゼットの前で立ち止まり
「今日はこれにしようかな」と独り言を言いながら、服を物色。

一度バレてしまえばこっちのもの、とでも思っているのか、私の目の前で試着を始め
「借りていくね~」とご機嫌で出かけていきます。

いつのまにか “私の服” が、母の持ち物のように扱われる日々。
多少「私のセンスを否定していたのに」と思うところはありますが、そんな母の調子のよさに、怒るよりも笑ってしまうのです。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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