誰しも自分の育った家庭が当たり前だと思うもの。その異常さに気づくことはなかなか難しいものです。筆者の知人A子さんは過保護すぎる母に育てられました。心配性の母の言う通りに生きてきたA子さんでしたが、結婚を機に母の異常さに気づき母の支配から逃れようとします。「私がいなきゃダメでしょ?」娘を支配したい母と、それから逃れたいA子さんの戦いをご覧ください。
画像: 料理も運動部も禁止。結婚も「家を出るのは許さない」過保護な母の支配から逃れるまで

過保護な母に育てられました

A子さんは過保護すぎる母に育てられました。周囲から「A子の家って過保護だね」と言われることもありましたが、生まれたときからその環境だったA子さんにはその異常さがわかりません。

「お母さんが何でもやってあげる」

A子さんは何でもやってくれる母のもとで育てられ、危ないからと料理すらさせてもらえませんでした。

運動部への加入や寄り道、家を出て進学……。多くのことは「危ないからダメ」と禁止され、A子さんは母に従い大きくなりました。

過保護に育てられた娘、結婚

母の勧める大学を受験し、母の勧める職場に勤めることになったA子さん。大人になって働き出しても危ないからと家事は任されず、母に起こされ母の好みの服を着て母の作ったお弁当を持って仕事場へ行っていました。

そんなA子さんでしたが、職場で知り合った男性Tさんと恋をします。優しくてA子さんの希望を聞いてくれるTさんのことが大好きになったA子さん。

2人の交際は続き、TさんはA子さんにプロポーズ。2人は結婚することになりました。もちろんA子さんの母は「私が選んだ人じゃないとダメ!」と反対しますが、父が母をなだめてくれ2人は結婚したのです。

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