家族での外食って、何気ない日常の中でもちょっと特別な時間ですよね。しかし先日、筆者の友人が外食した際、楽しいひとときが一瞬でピリッとした空気に変わってしまった出来事があったそうです。皆さんならこんな時どうしますか?

救ってくれたのは、ひとりの小さな男の子

その時でした。
隣のテーブルにいた小学校低学年くらいの男の子が、すっと立ち上がり、こう言ったのです。

「食べ物を粗末にする人のほうが、大人じゃないと思います」

誰かに言わされた様子もなく、まっすぐな目でその男性を見つめる姿に、店内は静まり返りました。

男性は一瞬たじろぎ、目を泳がせながら「……うるせぇな」とつぶやいて、そそくさと会計を済ませて店を出ていきました。

騒ぎを静かに収めたその男の子は、その後も何事もなかったかのように寿司を食べ続けていましたが、周りの人たちはきっとみんな心の中で彼に拍手を送っていたと思います。
私も思わず、心の中でガッツポーズを決めていました。

非常識な行動に対して、大人たちが言葉を失っていた中、小さな子どものまっすぐなひと言が場の空気を変えた瞬間でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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