「信じたいけど、どうしても疑ってしまう……」誰しもそんな経験があるのではないでしょうか。親しければ親しいほど、相手の変化に戸惑って悪い想像をしてしまいがちですよね。今回は筆者の友人が夫との間に起きた出来事を聞かせてくれました。

意外な真相

覚悟を決めてメッセージを読むと、「先日お会いした、ファイナンシャルプランナーの〇〇です」という書き出しが目に入りました。
不倫相手ではなく、ファイナンシャルプランナー?

不倫ではなかったという安堵と、意外な展開への驚きが交錯しながら、メッセージを読み進めました。
するとそこには、家計簿アプリのURLや、相談会の案内、収入減を補うための副業情報などが記載されていました。

なんと、夫は私に内緒で、ファイナンシャルプランナーに家計の相談をしていたのです!

実は、夫は最近部署異動で少し給料が減っていました。
私もパートをしているので家計に大打撃というほどではないのですが、夫は一家の大黒柱としての責任を感じ、悩んでいたのでしょう。

夫が1人で悩んでいたこと、そしてそれを打ち明けられなかった気持ちを思うと、胸が痛みました。

寄り添う勇気

その日の夜、私は夫にスマホを勝手に見たことを謝罪し、自分も家計のためにできることをすると伝えました。
夫も「1人で抱え込んで悪かった。一緒に頑張ろう」と素直に喜んでくれ、夫婦で改めて家計を見直すことを約束しました。
疑心暗鬼になる前に、もっと早く話し合えていれば余計な誤解はしなかったのに……と反省しています。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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