公共の場でのマナー違反は慎んでもらいたいもの……周囲に迷惑をかけることはもちろん、自身に危険が及ぶ行為も少なくありません。これは筆者の友人・O絵がショッピングモールで出会ったとんでもない親子のお話です。

たったの一言

一人の女子高生が、店員さんと話している女性との騒ぎに気付き、「ねぇ、あれって撮影してるの? SNSにアップするつもりなのかね?」と隣の女子高生に聞きました。
すると、その女子高生は「何でもバズりゃいいって思ってんじゃない? 自分の子どもを使って危ないことさせるなんてありえないわぁ!」と少し冷ややかに話しながら去って行ったのです。

女子高生の言葉を聞いた母親は、気まずそうに子どもの手を引いて足早に立ち去りました。
たったの一言でしたが、女子高生の言葉で騒ぎが収束したのは事実……私は思わず女子高生に拍手を送りたくなりました。

お粗末

それにしても、危ないことはダメだと注意しなければいけない立場の母親が、SNSのために子どもに危険な行為をさせるとは……どんな理由があるにせよ、あまりにもお粗末だなぁと感じた出来事でした。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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