現代の子育てにおいて考えなければならないことの1つ、それは子どもとネットとの関わり方ではないでしょうか。中学生の娘を育てる筆者の知人Aさんは、娘のスマホやタブレットに使用制限をかけネット対策万全! と思っていたのですが、そう簡単にはいかなかったようなのです。ネット使用を巡る親子のバトルを早速みていきましょう。

娘の部屋で見つかったものとは?

娘を叩き起こし何とか学校に行かせたAさんは、娘の部屋に入ってみました。きれいに整えられた室内には何の異変もないような気がしましたが布団をめくってみると、そこにはAさんが見たことのないタブレットがあったのです。

帰ってきた娘を問い詰めると、自分でお小遣いを貯めて買った中古のタブレットだと言います。それを家のWi-Fiに繋いで自室でネットを無制限で楽しんでいたため、最近の娘は朝起きられなくなってしまったのでした。

ネット対策を万全にしていたつもりだったのに、こんな抜け道があるとは思いもよらなかったAさん。厳しい制限にも文句を言わなかったのは文句がなかったのではなく、それをすり抜ける方法を見つけていたからなのでしょう。

お互いに納得の制限へ

その後、娘と話し合ったAさん。勝手にネットを使っていたことは怒らず、どうしてタブレットを内緒で購入してまでネットを使いたかったのかに焦点を当てました。

すると、やはり娘はAさんの制限を厳しいと感じていることが発覚。「みんなは無制限で使えているのに……」と不満があるようでした。

そこで双方が納得できるような制限にすることに。娘の要求を聞いてスマホの使用時間を伸ばし、娘が購入したタブレットはAさんが預かることにしました。

それからはAさんの決めた制限を守り、朝も起きられるようになった娘。ネットの使用については各々の考えがあり難しいものですが、親も子も納得できるようなルール作りができるといいですね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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