子育てに奮闘するママたちの中には、子どものためならと自分を後回しにしてしまう人も多いのではないでしょうか。筆者の知人A子もついつい「私は大丈夫」と頑張ってしまうタイプでした。しかし子どもたちの純粋な想いに触れて考えを改めたそうです。一体どんな出来事だったのでしょうか。
画像: 「ママの誕生日には花丸つけないの?」カレンダーを見た息子のひと言が胸に刺さった話

幼少期の「祝ってもらえなかった」記憶

A子は自営業の家庭に育ち、両親はいつも仕事に追われていました。幼いころの思い出は祖父母との時間がほとんどで、誕生日も特別なことはありませんでした。

友だちが誕生日を祝ってもらった話を聞くたびに、胸がきゅっと締めつけられるような感覚がありました。

「私の誕生日って、特別じゃないのかな」──そんな思いを抱えながら、大人になっていきました。

「子どもには楽しい思い出を」という決意

結婚し、2人の子どもを育てるようになったA子は、「自分と同じ思いはさせたくない」と強く思うようになりました。

子どもたちの誕生日には、カレンダーに大きな花丸を描き、家族みんなでその日を楽しみにします。

寂しさを知っているからこそ、「自分を大切にする気持ち」を持って育ってほしい──。そんな思いを込めて、日々の声かけや関わりを大事にしてきました。

けれど、自分の誕生日に花丸を描くことは、これまで1度もありませんでした。

子どもからの意外な質問

ある日、長男がカレンダーを見ながら、不思議そうに問いかけてきました。

「僕の誕生日には花丸があるのに、ママの誕生日にはないの?」

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.