筆者の友人・E美のお話です。E美の学生時代の友人にT子という人がいました。T子は大人しいE美とは正反対で、思っていることを何でもポンポンと言ってしまうところがある人。E美はT子の裏表のなさが好きで、長年付き合っていたのですが……。
画像: 「アンタに言われたくないわ(怒)」友人に彼氏を会わせたら → 陰で言っていた『あり得ないセリフ』

彼氏

私の友人・T子は、ハッキリとした性格の女性です。
あまりコミュニケーションが得意ではない私とは正反対で、何でも思っていることを言える人でした。

私が20代後半の頃、職場で出会った男性と付き合うことに。
たまたま連絡が来たT子に付き合っている人がいることを話すと、T子は「え~!会わせてよ~!」「紹介して~♪」と何度も言ったので、私はT子と彼氏を会わせることにしました。

彼もT子への紹介を快く承諾してくれて、私たちは食事をすることに。
積極的にコミュニケーションをとるT子のおかげで、楽しい時間を過ごすことができたのです。

本性

それから2ヶ月ほど経った頃、大学時代の同期会が開かれることになり、私は久しぶりに旧友たちと会うことになりました。
しかし、当日イベント好きのT子の姿が見えず、珍しいなと思っていると「E美(私)、まだT子と付き合ってたの?」と友人たちに言われたのです。

友人たち曰く、私の彼を紹介されたことをT子は大学時代の友人たち数人に話し、「どうしても紹介したいって言うからE美の彼氏に会ったんだけど、イマイチだった」「何かパッとしない人で、仕事もできなさそうな感じ」「私はあんなタイプとは結婚できないな」などと私の彼氏の悪口を散々言っていたというのです。

敬遠

その話を聞いた私はとてつもなく腹が立ちました。
友人たちはT子の正体にうすうす気が付いていて、T子のことを敬遠していたのです。
付き合いを続けていたのは私だけ。
「あの子は言って良いことと悪いことの区別がついてないんだよ。だから学生の頃はまだ良かったけど、深いお付き合いはできない。E美も注意した方が良いよ」というのがみんなの意見でした。

体裁だけを取り繕って陰で悪口を言うT子と、私は一切付き合いをやめました。
T子は何も知らずに連絡をしてきますが……裏切られたような、何とも言えない後味の悪い出来事でした。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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