大事なお子さんの進路だからこそ、ときには夫婦で進学先を巡って激しく対立してしまうこともありますよね。
今回は、筆者の知人が「一番大切なことを忘れていたの」と恥ずかしそうに話してくれた、子育てに関するエピソードをご紹介します。
画像: 妻「私立が良いわ」夫「公立でも十分だろ」息子の進学先で対立する夫婦が忘れていた『一番大事なこと』

夫婦で対立

息子の小学校進学を控えていた頃、私と夫は息子の進学先を巡って大喧嘩を繰り広げていました。

私は息子に少しでも良い教育を受けさせたいと考え、私立の小学校に進ませるべきだと思っていたのです。

一方『公立でも十分に学べるだろう』『私立に通わせられるか金銭面が心配だ』と主張する夫。

夫は教育の質よりも、家計の安定を重視していました。

でも、私からすれば共働きで稼いでいるため、金銭面は問題ないと思っていたのです。

そのまま双方の意見がぶつかり合い、言い争いはますます激しくなる一方。

どちらも自分の主張を譲ることができずにギクシャクした雰囲気が漂っていました。

一番大切なこと

そんなとき、ふと気づいたのは、私たちが肝心な【息子の意見を聞く】ということを忘れていたということ!

私たちは一度も息子に、どんな学校に行きたいか、どういう教育環境を望んでいるのかを尋ねていなかったのです……。

実際、尋ねてみると『僕は友達が大好きだから小学校もみんなと一緒だと嬉しいなあ』と笑う息子。

息子は特に学業のレベルや設備にこだわりがあるわけではなく、ただ、友達と一緒に楽しく学校生活を送りたいというシンプルな気持ちだったのでした。

反省

その言葉を聞いて、進学先を決める上で最も大切なのは、息子の心と希望であることを再認識したのです。

結果的に、私たちは息子の希望を尊重し、公立の小学校に進学させることを決めました。

子育ての極意

この経験を通じて、子どもの気持ちを最優先に考えることの重要さを深く反省した私たち。

そして、何よりも大切なのは、親が一方的に決めるのではなく、子どもと一緒に考え、意見を尊重することだと学びました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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