人との繋がりは、人生を豊かにしてくれる大切なものです。しかし、時としてその繋がりは、私たちを悩ませることもあります。今回は、久しぶりに昔の同級生と再会したという筆者の友人が、興味深いエピソードを聞かせてくれました。
画像: 友人の結婚式で、ご祝儀に3万円を包んだら「少なッ(笑)」さらに──再会した同級生たちにウンザリ、、、

予想外の招待状

先日、高校時代の同級生A子から結婚式の招待状が届きました。しかし正直、喜んで出席したい気持ちにはなれませんでした。
A子とは高校時代に同じバスケ部でしたが、彼女は派手なグループに属していて、私のいた地味なグループを馬鹿にすることが多かったからです。

それでも「大人になったA子が、もしかしたら当時のことを申し訳なく思っているのかも……」と思い直し、結局出席することにしました。

お祝いの席での違和感

結婚式は盛大で、A子は幸せそうでした。私も途中までは、素直に祝福しようと思っていました。
しかし、同じテーブルに、高校時代A子とよくつるんでいたB美がいたことで、状況は一変!

お酒が入り饒舌になったB美は「ねえ、ご祝儀いくら包んだの?」と私に聞いてきました。
私が戸惑いながら「3万円だけど……?」と答えると、B美は驚いた顔で「え、少ない! みんな5万円包んでるよ?」と大声を上げたのです。

周りのA子派閥の女子もそれに同調しはじめ、私は真っ赤になって黙るしかありませんでした。
まるで、高校時代に戻ったようでした。

新婦からも衝撃のLINEが

後日、A子からLINEが届きました。てっきり結婚式のお礼かと思いきや、内容は

「A子、ちゃんとした会社で働いてるんだよね? なのにご祝儀3万円って、ちょっとショックだったなー。ちなみにB美たちはみんな5万円包んでくれてたよ?」

というもの。

私は絶句しました。ご祝儀は気持ちではないのでしょうか? それに、3万円なら常識の範囲内のはずです。

呆気にとられて「お祝いする気持ちは金額じゃないと思うよ」と返信しましたが、A子からは「大人としてどうかと思うよ~。B美たちも呆れてたよ」と返ってきました。

変わらない同級生にうんざり

A子は高校時代から何も変わっていませんでした。

「常識がないのはどっち?!」と責めたくなりましたが、その気持ちをグッと飲み込み、A子とB美、そしてその取り巻きグループとは完全に縁を切ることに決めました。

お金で人の気持ちを判断するような人とは、もう付き合っていけないと思ったのです。

本人が自覚しない限り、人は結局何年たっても変わらないのかもしれませんね。本当の友人とは何かを改めて考えさせられた苦い経験でした。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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