少し歳の離れた兄妹の場合、妹がわがままを言って兄がそれを聞いてあげるというパターンがよくあります。その関係性が大人になっても続いていることも珍しくはありません。今回は旦那さんのわがまま妹の発言に振り回された経験のある筆者の知人、Sさんのお話です。

帰りに義妹のアパートの駐車場で自分の車を見つけたSさんはびっくり。
「な、なにこれ!?」
車はあちこちぶつけられて傷だらけ。車内はお菓子の食べかすや砂でひどく汚れていました。

「ひどい」
大事な車を傷つけられ、奪われたSは帰宅後すぐに車の写真を見せ、旦那さんに詰め寄りました。

「本当に悪かったよ」
自分が勝手に貸したせいで車がめちゃくちゃになったことに責任を感じ、旦那さんはSさんに同じ車を買ってくれました。

そしてSさんの愛着のあった車は、そのまま妹に譲ることになりました。もちろん名義変更などの面倒な手続きなどは旦那さんにお任せしたそうです。

Sさんが新しい車を買ってもらったと聞いた義妹は「ずるい! 私が新車欲しい」と言ってだだをこねましたが、Sさんと旦那さんは全力でスルーすることに。

今でも旦那さんはちょくちょく義妹に会っているようですが、Sさんは車の恨みが忘れられず、極力会わないようにしています。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

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