筆者の話です。結婚後、初めて義実家へ帰省した時のこと。長距離移動の疲れと、義母の言葉にモヤモヤした気持ちは、今でも忘れられません。

気づいてしまったこと

呆然としていると義母が現れ
「布団は今日帰ってきたら一緒に買いに行こうと思ってたの。息子の布団でとりあえず休んでてね」と言って去っていきました。
でも、私たちは帰省の数日前から日程を伝えていて、出発の時間も事前に知らせていたのです。

疲れていたので一度横になってみたものの、時間が経つにつれどうしても気になります。
私はアレルギー体質なので、布団の匂いやホコリが鼻を刺激しはじめました。
夫を起こし、布団を干し、シーツも洗いました。

夫は
「気にしすぎ」
と笑っていましたが、私には無理でした。

あの時のモヤモヤ

(こんなに疲れているのに……)と思いながらも動くしかなかった自分。

その時、ふと気づいたのです。
(私のための準備は何もなかったんだ) と。
初めての帰省。
てっきり必要なものは準備されていると思っていた私は、がっかりしてしまいました。
だったら、自分の実家に帰ればよかった──そう思わずにはいられませんでした。

それ以降、義実家に帰省する時は、自宅からシーツを持っていくか、朝到着して布団が干せる時間帯にするようにしています。
けれど、あの初めての帰省で感じたモヤモヤは、今でも忘れられません。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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