筆者の話です。
コールセンター勤務時代、トラブル対応の報告中に、まさかの嫌味を受けたときの出来事です。

私にだけ言うのはおかしい

確かに私は化粧をしていません。
でもそれには理由があります。
私は敏感肌で、化粧をすると肌がかぶれてしまいます。
敏感肌用の化粧品でも合わず、皮膚科に通うほどでした。

そのため、肌に優しい保湿などの基礎化粧だけして勤務していたのです。
しかし、すっぴんで出勤している人は他にもいます。
就業規則にも【化粧必須】 といった記載はなく、募集要項にも【髪色や爪の色も自由】 と書かれていたのに……なぜ私にだけ言うの?

クレーム対応で疲れた直後に、こんなことを言われるなんて納得がいきませんでした。

冷静な一言で謝罪を引き出したが──

「私は敏感肌で化粧をするとかぶれるので、していないのですが……診断書、持ってきましょうか? 化粧しないで出社するのに許可が必要でしたか?」

そう冷静に言い返すと、上司は小さな声で
「ごめんなさい」
と謝ってきました。

謝るくらいなら、最初から言わなければいいのに!
クレーム対応の残業をねぎらいもせず、当てこすった上司の言葉に、非常識っていったい誰のことを言っているんだろう……心の中でそうつぶやいた出来事でした。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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