筆者の友人Aの話です。
結婚当初から、夫が渡してくるのは最低限の生活費だけ。
自由に使えるお金がなく、Aはアルバイトでやりくりをしていますが──。
画像: 子どもたちと外食 → 4万円の焼き肉代は、バイトの私持ち!? 一番食べて『知らん顔の夫』に、モヤッ

「生活費だけ」の結婚生活の始まり

Aの夫は、よく言えば昔気質な亭主関白タイプ。
結婚当初から家計を握っているのは夫で、Aに渡されるのは最低限の生活費だけでした。

夫の給料がいくらなのかもわからず、「生活費が足りない」と言っても基本的に増やしてはもらえません。
必要な物はレシートを出せばお金を返してもらえる【申告制】。
しかも、新婚当初から渡される額はほとんど変わっていないのです。

子どもが巣立ち、夫婦ふたりの暮らしに

当然、Aには自由に使えるお金はなく、自分の化粧品代や交際費、急な出費などはアルバイトで補っています。
息子は東京で就職、娘も結婚し、今は夫婦ふたりの生活。

子どもたちが家を出てからは生活費もさらに削られ、【二人なら足りるだろう】と言わんばかりでした。

そんな中でも、年に数回子どもたちが帰省してくるのは、Aにとって楽しみな時間でした。
家族そろっての外食は特別で、Aも心待ちにしていたのです。

たくさん食べて、知らん顔

しかし、会計時には現実に引き戻されます。
夫は店選びを張り切って高いものを注文し、一番よく食べるのに、なぜか支払いは毎回A。

払おうという気すらない様子に、ため息がこぼれます。
生活費の買い物ならレシートを出せば返してもらえるのに、家族での外食代だけは頑として出してくれないのです。

ある日、娘夫婦と夫との4人で焼き肉を食べに行ったときのこと。
会計は4万円を超えていましたが、夫は迷いなく伝票をAに渡し、さっさと車に乗り込んでしまったのです。

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