小学生の男の子がプレゼントをもらい、お返しに手作りお菓子を作ったという心温まるお話。でもお菓子に名前を書き忘れたことで、クラス中のトラブルに発展して……? 友人が体験談を聞かせてくれました。

クラスでの予想外の反応

そして次の日。学校から帰ってくると、なんだか元気がない息子。

「どうした?」と尋ねると、息子は「おれのお菓子のこと、みんなに笑われた」と言うのです。

息子の話によると、
Aちゃんのお母さんが、「ポストに見知らぬ手作りお菓子が入っていて、誰からのものかわからなくて心配」と、担任の先生に相談したそうなのです。

そこで先生は、クラスのみんなに「昨日、Aちゃん家のポストにお菓子を置いた人はいる?」と質問。

息子は「オレオレ!! オレだよー」と元気に手を上げました。すると、周りから、「お菓子あげたのー!」「ヒュー!!」と冷やかされたと言うのです。

息子は「お菓子をあげただけで、なんで笑われるんだ」と、恥ずかしい気持ちになったことを教えてくれました。

思いが伝わった喜び

その数日後。

お菓子をあげたAちゃんのお母さんが、

「丁寧に手作りしてくれて、Aも私も本当にうれしかったわ」と、先生を通じてお礼を伝えてくれたのです。

思わぬ名前もない贈り物でAちゃんとお母さんを困惑させてしまったことは、親である私も反省をしました。
しかし、結果的に喜んでいただくことができたので息子も私もうれしくなり、「また作ろうね」と約束しました。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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