どんな子どもに対しても、子育てに悩みは尽きないもの。そして正解がないということも、子育てが難しいと言われる理由でもありますよね。
筆者の友人A子さんは子育てに悩んでいましたが、とても素敵な出会いがあったようです。
画像: 「うちの子、もう数字も書けるの♪」発達がゆっくりな娘と比べられたけど → 後日現れた救世主に、感謝

発達がゆっくりな娘。娘のペースでいこう

A子さんの娘は発達がゆっくりで、明らかに同級生と成長の差がありました。
それでも「娘らしく、娘のペースで」と、半ば自分に言い聞かせながら、娘の成長を見守っていたのです。

不安や心配事ばかりでしたが、「周りと比べず、娘を見ること」と夫と決めて、一緒に切磋琢磨していました。ところが……。

娘のことを知ってるはずなのに。ちょっとしんどい……

よく一緒にいるママ友達は、娘の発達がゆっくりなことを知っているはずなのに、

「うちの子、もう数字も書けるのよ!」
「最近ひらがなも覚えてさ」

集まると我が子自慢ばかりで、楽しそうに言い合うのです。

「まぁこのくらいは個人差あるけどね! でもやっぱうちの子は早いよね!」

と、フォローもあるがマウント発言が多く、一緒にいるのも疲れてきていました。
それでも子ども同士で遊ぶことも多いので、集まりを避けるわけにもいかず、モヤモヤが募っていきました。

もうマウントはとられたくない。その思いで先に言うと

ある日、ママ友の集まりには行かず、別の公園で娘と二人でのんびり過ごすことにしました。
すると、子どもが同級生くらいの、見知らぬ親子がやってきたのです。

ママさんに話しかけられましたが、「また我が子自慢されるの嫌だな」と思ったA子さん。
何かを言われる前にと、先に「うちの子発達が遅いんですよ」と話したのです。すると……。

これが本当のママ友なのかも。本当にありがとう(泣)

「周りと比べる必要はないけど、我が子の事だから心配になりますよね」
「ママさんは寝れてますか?」

と、とても丁寧に寄り添い、A子さんの心配までしてくれました。
それだけではありません。突然携帯を取り出し、

「私の姉の子も発達遅めなんですけど、なんかやってたはず……!」

そう言うと、突然そのママさんは自身の姉に電話をかけたのです。
そして姉の子が当時頑張っていた遊びや、トレーニング法を聞いてくれました。

そして色々教えてくれただけでなく、さらには連絡先も交換。
「もしよかったら、また一緒に遊んだりしましょうよ!」と、笑顔で話してくれました。

そのママさんにとっても、A子さん達は見知らぬ親子のはずなのに。
こんなに親切丁寧にしてくれるママさんがいることに本当に驚いたし、あまりの優しさに涙が溢れそうでした。

そのママさんとは今でも繋がっていて、一緒にいてしんどくなるような事はありません。
これが本当のママ友なのかな? そう思った出来事でした。

まとめ

「他人と比べないようにしよう」と思っても、大切な我が子の事、どうしても不安になることも少なくないはず。
我が子自慢が悪いわけではありませんが、悩んでいる人がいるなら、寄り添ってくれる優しさを持ってほしいですよね。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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