新人教育って難しいものですよね。素直に聞いてくれる新人もいれば、そうではない新人もいて、教育係を任せられるとその時々で臨機応変な対応が求められます。今回は筆者の友人が経験した新人教育についてご紹介します。

構成が分かりにくく、誤字脱字も多い……私は佐藤くんに「この資料だと、会社の信用に関わるから、もう1度最初から一緒にやり直しましょう」と言い、時間をかけて具体的に修正すべき点を指示しました。

驚きの報告

翌日、私は人事部から呼び出されました。
話を聞いて驚愕!
なんと、佐藤くんが私からパワハラを受けていると人事部に駆け込んだと言うのです。

もちろん私にそんな意図はなく、ごく普通に接したつもりでしたが、彼はパワハラだと感じてしまったようです。
人事担当者から事情を聞かれ、私は佐藤くんに資料の修正を指示した経緯、丁寧に指導したことを説明しました。

ジェネレーションギャップ

人事担当者は苦笑しながら、「佐藤くんは『最初から作り直そう』という言葉を、『あなたの能力はゼロだから、最初からやり直せ』という意味だと捉えてしまったようです」と説明してくれました。

さらに、私が資料に赤ペンで修正箇所を書き込んだことも、「まるで小学生扱いされているようで傷ついた」と感じていたらしいのです。

その後、私は佐藤くんに改めて意図を説明し、誤解を解くことができました。彼も自分の受け止め方が過剰だったと反省したようです。

今回のことは少し極端ですが、今の若者たちは昔と異なる感性を持っていることを理解し、指導方法を改める必要があると痛感しました。
皆さんは、若者たちとのジェネレーションギャップを感じることってありますか?

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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