新しく入った勤め先の保育園での出来事。目の当たりにしたのは、発表会で、保護者が全力で歌って踊る光景でした。外部から入った保育士だからこそ、この慣習の特殊性に気付いた友人がとった行動とは? 貴重な体験談を、友人が語ってくれました。

新たなアイデア

そこで園内で話し合いが行われ、保護者にもアンケートを取ることに。

その結果、次年度からは「参加自由」の形式に変更することが決定。さらに、ダンスや余興だけでなく、保護者が無理なく関われる新しいアイデアも取り入れることに 。

例えば、子どもたちの日常の写真を集めたスライドショーを発表会当日に上映したり、保護者から子どもへの応援メッセージをカードに書いてもらい、それを会場に飾ったりしたのです。

負担軽減で生まれた好意的な変化

こうした変更のおかげで、保護者からは「気持ちよく参加できる」「子どもの成長を見守ることに集中できる」といった好意的な声が増えたのです。

こうして「保育園と保護者が協力して子どもの成長を支える」、新たな形が始まりました。

【体験者:30代・保育士、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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