新築マイホームの新しい壁が、3歳の息子のキャンバスに……。大ショックを受けたC子さんですが、考え方ひとつで、ポジティブ変換することができました。落書きが、一生の思い出に。心温まる、素敵なエピソードです。

息子画伯

「ただいま~!」
彼もさぞ落ち込んでいるだろうと思ったのに、帰宅した夫はなぜか機嫌がよく、足取りも軽やかに例の壁紙のもとへ向かっていきました。

見ると、手に額縁を持っています。
「何しているの?」

夫は息子の絵を額縁のフレーム部分で囲むと、ジャーン! と手を広げました。
「こうして見ると、なんだか俺たちの息子には絵心があるんじゃないか? これはマイホーム記念に、3歳の息子が描いてくれた特別な絵だよ。俺たちの一生の思い出にしよう」

夫の言葉を聞いて、私は一気に気持ちが明るくなりました。
たしかに、そういう風に考えたら、息子の落書きがとても素敵に見えてきます。

得意げな顔で、キャッキャと手を叩いて笑う息子を真ん中にして、家族3人で抱き合いました。

一生の宝物

息子画伯の絵はすっかり私たちの宝物になり、来客があるたびにお披露目しています。
友人に褒められることも多く、気を良くした私たちは、「もしかして、うちの子は天才なのかもしれない……」などと親バカを炸裂してしまうのですから、おかしいですよね。

考え方ひとつで、落書きが我が家の一生の宝物に。
何か落ち込むようなことがあっても、息子の絵を見るたびに、ポジティブ変換できるようになった母なのでした。

【体験者:30代女性・専業主婦、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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