新入社員として営業部に配属された友人は、職場で「お土産文化」に遭遇。しかしベテラン社員のTさんは、お土産を配るよう友人に頻繁に依頼してきます。更にはむき出しの最中(もなか)や丸ごとの羊羹まで手渡され……? 筆者の友人が怒りの体験談を語ってくれました。
画像: お土産くらい自分で配ってください(怒)【名もなき雑務】に我慢の限界 → ベテラン社員に反撃!

新入社員の私が遭遇した「お土産文化」の洗礼

私が新入社員時代の体験談です。都内のオフィスに勤めていた私。営業部に配属され、がむしゃらに外回りをこなしていました。

入社して気付いたこと。それは「お土産文化」というものが会社にはあることでした。帰省や旅行した際には、みなさんよくお土産を買ってきてくれたのです。それは一息つくよい文化だと思って、私も帰省したときには小分けのお菓子を買っていました。

ベテラン社員の甘え? 「お土産配り係」を押し付けられる新人

みな共有スペースにお土産を置き、「食べたい人は各自とっていくスタイル」でした。それにも関わらず、初老の男性社員Tさんは、お土産を買ってくる度に私に渡すのです。「これみんなに配ってね」と言いながら。

初めは当たり前のように言われるので、「はぁ」と答え、Tさんのお土産をみんなに配っていました。「Tさんからです」と言い、席を立って不在の人には、タイミングをみて配ることもありました。

しかしTさんは頻繁にお土産を買ってきては私に頼むので、「なんで私がTさんのお土産を配らないといけないんだ」と、配ることが次第に嫌になってきたのです。

もう限界! 羊羹1本が引き金となった「配り係」からの解放

小分けのお菓子なら百歩譲って許すものの、むき出しの個包装されていない最中(もなか)には困りました。いちいちティッシュを渡しながら配らなければいけないからです。

そしてある日のこと。私が仕事で忙しいときに「これ配ってね」と、羊羹を1本ドーンと渡されたとき、怒りがピークに達して……。

思わず、「ご自分でお願いします!」と言ってしまいました。

するとTさんは、「うわーこわいこわい。お土産配るのお願いしただけなのになぁ」と言って去っていきました。

それからは他の社員にお土産配りを依頼するようになりました。しかし、他の社員にも断られるのも時間の問題でしょう。お土産を買ってきてくれるのは嬉しいですが、今度からは自分で配るか、共有スペースがあるのでそちらに置いてほしいです。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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