夫の転勤で、キャリアを諦めざるを得なかったA美さんは、新天地で不満が爆発!
夫の「ある提案」がきっかけで、新しいキャリアを作り上げることができました。
人生で本当に大切な人やものとの別れが訪れるとき、それは、新しい扉が開けるときなのかもしれません。
画像: 「私だけがキャリアを諦めるなんて不公平よ! 」転勤夫に不満爆発 → 「じゃあ──」夫から思わぬ一言

夫の転勤で、キャリアを諦め……

自分で言うのもなんですが、私は、いわゆる「バリキャリ」でした。
そんな私が会社を辞めた理由は、夫の転勤です。

何よりも仕事が好きだったので、単身赴任をしてもらうことを考えたほどですが、「家族は一緒にいるべきだ」と、夫から強い説得を受けた私は、長年培ってきたキャリアを手放したのです。

新天地で、ストレス爆発!

新天地で、専業主婦として生きる日々。
今まで仕事一筋だったので、これといった趣味もないですし、夫以外の家族も友人もいません。
毎日ひたすら家のことをしながら、夫の帰りを待つ――。納得してついてきたとはいえ、この生活は予想以上に私を暗い気持ちにし、不満と怒りが溜まっていきました。

「なぜ、私だけがキャリアを諦めなければいけなかったの?」
ため息をつきながら窓の外を見ると、スーツ姿で颯爽と歩く人々の姿が見えます。
彼らはきっと、毎日忙しくも充実した日々を送っているのでしょう。

ある晩、私はとうとう爆発してしまいました。
「私だって仕事を続けたかった! 家族が一緒にいるべきだと言うなら、あなたが仕事を辞めるなり、転職するなりすればよかったじゃない! こんなの不公平だわ 」

夫の提案

夫は私の言葉を聞くと、少し考えてから言いました。
「負担をかけてごめん。ねぇ、昔ハンドメイドで、クッションや置物を作ってくれたよね。すごく楽しそうだったし、センスも本当に良かった。時間ができたぶん、また再開するのはどうかな。なんなら、ビジネスにしたっていいと思う」

すっかり忘れていましたが、仕事が忙しくなる前、私はハンドメイドが好きで、色々なものを作っては周りの人にプレゼントしていたものでした。
腕を買われて、お金を払うから注文させてほしいと言われることも、時にはありました。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.