中学や高校の制服って結構なお値段がしますよね。汚れた時や成長して小さくなった時などに買い替えるのも大変ですし、近所の人からおさがりを貰った経験のある人もいるのでは? 今回はそんな子どもの制服のおさがりでとても不快な思いをした経験のある筆者の知人、Yさんのお話です。

その数日後、Yさんの家に制服を譲ったママ友とは別のママ友が訪ねてきました。
「あら、どうしたの?」
そのママ友が家に来るのは初めてだったので、Yさんは不思議に思って尋ねました。
「〇〇さん(Yさんが制服を譲ったママ友)から3万円で制服を譲ってもらったんだけど、ポケットに娘さんのハンカチが入っていたのよ。だから返そうと思って」
そのママ友が差し出したのは、娘のフルネームをローマ字でYさんが刺繍したハンカチでした。
「さ、3万円!?」
例のママ友はタダでYさんから制服を貰って、他のママ友に3万円で売っていたのです!
その事実にYさんはショックを受けてしまいました。

好意や娘の3年間の思い出を踏みにじられたような気がして、Yさんはその後そのママ友とは距離を置いたそうです。

譲ったものをどうしようが勝手といえばそうなのですが、思い出の詰まった制服をお金儲けに使われるのは心外ですね。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2024年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

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