少子高齢化社会になった現代、働きながらも両親のために休日を返上して介護に奮闘しているという人も多いのではないでしょうか?
それだけでも大変なのに、介護の相手が義両親で、かつ、文句ばかり言われてしまったら……。
筆者の知人から聞いたお話をどうぞ。
画像: 休日返上で義父の介護。でも文句ばかりの義母 → しまいには「お金で親孝行して」もう我慢の限界です

義父の介護

あるとき、義父がふと転んだ拍子に腰を骨折してしまい、介護が必要になった時期がありました。

その際、義母が『介護は嫁の仕事』と言って、休日は近所の義実家へ向かい義父の介護をするよう、私に押し付けてきたのです。

以前から義母とはあまり気が合わず、嫁いびりされることも多かった私。

『どうして義母に決め付けられなきゃいけないの?』とこのときも少し不満を感じていました。

それでもいつも優しい義父のことは好きだったため、義父の役に立てればと思い了承。

単身赴任中の夫は私と義母の馬が合わないことを心配してくれていましたが『無理しないから』となだめて、休日はできる限り義実家に足を運んでいました。

文句ばかりの義母

私なりに一生懸命がんばっていたのですが、やはり義母の存在は疎ましく。

義父のように感謝してくれるどころか、やることなすことにいちいち義母から文句を言われ、ストレスが溜まっていきました。

そのうち、義母は金銭面でも援助を求めるように。

「食料品くらいあなたが負担してよ」
「稼いでいるのだから私たちに親孝行しなさい」

そうたかられることが増え、ただでさえ慣れない介護で疲弊していた私はますます追い詰められていったのです。

夫に相談

1か月が経ち、さすがに肉体的にも精神的にも参ってしまった私。

思いきって夫に相談してみると、いつも温厚な夫がまさかの大激怒!

翌日には帰ってきてくれて一緒に義実家へ。

義母を睨みながら、
「介護は母さん1人でもできるでしょ」
「難しいならヘルパーや福祉の専門家に頼んでくれ」
と強く言い放ってくれたのです。

さらに義父も私の味方に!

『いつも大変な思いをさせてごめんね、ありがとう』と私に感謝の言葉をかけてくれました。

また、介護の負担について義母にしっかり伝えてくれたことで、義母も少し態度を改め、金銭面での要求も減ったのです。

その後

それ以降、私は必要以上にストレスを溜めることなく、腰が完治するまで義父の介護を続けることができました。

義母からそれほど嫌味を言われることもなくなり、義父とはさらに仲良くなれてよかったです。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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