筆者の話です。
前夜、父の付き添いで徹夜し、昼に母と交代。
家で休むべきところを、気分転換したくて友人宅へ向かう途中の出来事です。

感謝を伝える間もなく、静かに立ち去る姿

やがて救急車が到着し、彼女は救急隊員に状況を説明してくれました。
私はお礼を言おうとしましたが、その瞬間、彼女はにっこり微笑み、そっと立ち去ってしまいます。

「せめて名前だけでもお聞きしたかった……」
そう思いましたが、救急車が出発してしまい、どうすることもできませんでした。
数年経った今でも、彼女の温かさと優しい笑顔を忘れることができません。

いつか、私も彼女にもらった思いやりを、誰かに返せるようになりたい。
そう思わせてくれる出来事でした。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中

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