2月3月は受験を控えた親子にとって、最も緊張が高まる時期。公立高校と私立高校の選択、受験勉強の追い込み、そして他の家庭との比較など、様々なプレッシャーに直面します。そんなときある保護者からの余計なひと言に見舞われて……? 友人が、怒りの体験談を聞かせてくれました。

そして、Aくんママは余計なひと言を付け加えました。

「もう、私立にしちゃえば? お宅共働きなんだから」と。

私は心のなかで叫びました。「余計なお世話だコノヤロー!」

私立高校の隠れたコストに直面するAくんママ

春が訪れ、見事県立高校への入学を果たした息子。そしてまた再びAくんママと会ったとき、思わぬ展開が待っていたのです。

Aくんママは「私立高校の費用が予想以上にかかり、かなり大変だ」と。

授業料や入学金、制服は想定していたものの、部活動の費用が予想外に高額だと言うのです。部活には専属コーチがいる、練習施設が充実しているなどの利点はあるものの、その分費用は高額。

「あのとき、県立高校も選択肢にあったのにな」と、ため息混じりにAくんママはぼやいたのでした。

公立VS私立!? わが子に合った選択は?

私も、私立高校の充実した設備や教育方針にはとても魅力を感じます。しかし、県立と私立で目指す方向が違う微妙な時期に、安易に「お宅も私立にすれば?」と言うのは不適切。

親子ともに受験でピリピリしている時期は、他人の選択を尊重し、慎重に言葉を選ぶことが大切だと、身にしみた出来事でした。

【体験者:50代・会社員、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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