小さい時には理解できなかったことも、大人になると「こういうことか!」と身に沁みて感じることが多々あります。今回は、筆者の小さい時に疑問に思っていたことの答えが、大人になって分かったエピソードです。

そこから5年がたった頃、子供達も自分でリフトに乗り降りできて、一人で滑れるように。小さい頃の私と同じように、滑ったらすぐにリフトに乗って、上から颯爽と滑ってきてはすぐにリフトに乗ることを何度も何度も繰り返していたのです。

そしてその時、あの頃の母の気持ちを身をもって理解したのでした。そう、子供のペースに体がついていかないのです。そして、一度スキーの板を脱いでブーツのバックルも外して椅子に座ると、動けない。立ち上がりたくない。ホットコーヒーを飲んでここから眺めているのが一番落ち着くのだと。

そんな私も、我が子から「ねぇ〜なんでずっと休んでるの〜? リフト券もったいないじゃん!」と言われてしまいました。「大人になれば、分かるよ」とだけ言い、上の娘には「変なの〜」と言われ、その日はそれ以上スキーをすることはありませんでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり
読者モデルを経て、ライターに転身。仕事柄、美容や装いにこだわる女性たちの心理やリアルに興味を持ち、取材。結婚・出産を機に現在は、育児をしながら、女性としての美や健康も両立する女性を主な取材対象に、いつまでもきれいで美しい人生を送るための秘訣をリサーチし発信する女性向けコラムニスト。女性の人間関係に注目した記事も人気。

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