今回は筆者の知人が「ずっと台風に巻き込まれたような感覚だった」と話してくれた、嫁のゾッとするエピソードをご紹介します。

授かり婚
あるとき、息子が『交際半年の彼女A子との間に子どもを授かった』と突然打ち明けてきました。
息子は真面目な性格でまだ結婚願望はないと聞いていたからこそ、かなり驚いた私と夫。
どうなることやらと不安に感じていましたが『責任をとって結婚する』と息子が言うので、その決断を受け入れることにしました。
それからまもなく結婚のあいさつで初めてA子に会うことに。
妊娠中ということもあったかもしれませんが、終始ピリピリと苛立っている雰囲気が気になりました。
今後の付き合いを心配しながらも、結婚後に無事に可愛い女の子が誕生。
息子から母子ともに健康と聞き、安心していたのですが……。
酷すぎる!
その後A子の態度がだんだんおかしくなっていったのです。
「私が頑張って出産した子どもだから、誰に会わせるかも私が決める」
そう宣言され、義父母である私たちはなかなか孫に会えず!
A子の両親ばかり孫と会っていると聞き、疎外感や将来の不安を抱きました。
息子にも『何とか会わせてもらえないか』と頼んでみたのですが、A子は息子にも冷たく接している様子。
もう、どうしようもできない状況が続いていたのです……。
ありえない発言
『A子はどうして私たちだけでなく夫である息子にも冷たいのかしら?』
そう思った私は思いきって直接本人に電話で尋ねることにしました。
電話を切りたくてたまらなそうなA子にイライラしつつも質問すると、A子の怖すぎる本性が明らかに!
「子どもさえできれば夫は誰でもいい」
「もともと彼のこともそこまで好きじゃないし離婚してもいいくらい」
さすがに酷すぎる、とんでもない発言がA子の口から言い放たれたのです!
その言葉を聞いて、深い失望と恐怖を感じました……。
その後
結局、息子とA子は離婚。私と夫が孫に会えた機会はわずか2~3回でした。
A子の本性に触れたことで、彼女の冷徹さと自己中心的な態度にゾッとした私と夫。
息子はもちろん、孫の未来を心配せずにはいられません……。
【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。