筆者の友人・Y美は夫と2人の息子の4人家族です。Y美は30代の半ばで子宮頚ガンであることが判明。標準治療を行ったものの、2年後に再発してしまい、再度抗がん剤や手術などの治療を受けることになったのですが……。

すると、3日もしないうちに息子たちからSOSが。
「お父さんは何もできない!」「食事が毎日弁当ばっかり!」など連絡が来たのですが、私は心を鬼にして一切無視していました。

改心

すると、1週間ほど経った頃には実家に夫がやって来ました。
「お前がいないとうちは全然機能しない。俺たちもちゃんとできることをやるから、帰って来てくれないか。」と頭を下げてくれたのです。

私は自分でも家のことが気になっていたので、一旦帰ることにしました。
しかし、3人には「同じことがあったら、今度こそ帰ってこないからね!」と宣言。
私の逆襲が相当こたえたのか、今では3人も家事を分担してくれています。

本当に辛い時に、支えてくれる存在であるはずの家族。
気持ちはあっても、お互いに甘えてしまうことでギクシャクしてしまったのかもしれませんね。

【体験者:40代女性・主婦、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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